楽天(4755)とTBS(9401)、提携交渉を延長。株主総会衝突回避のため

2006年03月07日 08:30

【asahi.com】によると、楽天(4755)TBS(9401)株式を大量に保有して経営統合を提案した問題で、楽天がTBS株式の半分近くを金融機関に信託、議決権を事実上凍結する契約が近くまとまり、3月末を締め切りとしていた両社の業務提携交渉は期限が延長される可能性が高くなった。両社関係者が3月6日明らかにしたという。期限延長が事実だとすれば、6月に予定されているTBSでの株主総会による衝突は避けられることになりそうだ。

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記事によると昨年末の段階で楽天保有のTBS株式19.09%のうち、持株比率を10%未満にするため、残り文をみずほ信託銀行に信託・議決権凍結の方向で話が進んでいたが、各関係者の思惑が絡み信託契約そのものが大幅に遅れていた。この契約がどうにか今週中にもまとまる見通しである。

契約がまとまり次第、楽天とTBSは業務提携に関する本格的な交渉に入ることになる。いわば「交渉のテーブルにつく」ということ。協議期間は少なくとも3か月は延長されるとのことだが、くだんのライブドア(4753)騒動ですっかり話題に登らなくなった楽天とTBS問題も、ようやく進展のきざしが見えてきたというところだろう。

とはいえ、【アメリカグーグル(Google)、仮想商店街構想実現へ。データベースサイトに決済機能提供を発表】にもあるように成長率が鈍化しているだけではなくショッピングモール市場ではアマゾンやGoogleが追いかけてくる現状をみると、楽天の一刻も早いビジネス展開を望む気持ちは分からないでもない。果たして両社が納得いくようなビジネススタイルを構築できるか、注目したいところだ。

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