ライブドア(4753)の現全取締役、6月の株主総会で退任へ

2006年03月13日 12:10

株式イメージ【NIKKEI NeT】によるとライブドア(4753)で現在取締役の任についている3人すべてが、6月の臨時株主総会で全員退任する見通しになった。現在代表取締役を務めている山崎徳之氏らが退任の意向を固めたという。公認には現在社長の平松庚三執行役員が就任する見通し。今週にも決定されるであろう上場廃止の件とあわせ、証券取引法違反の件が発覚した時点での取締役が全員退陣することで責任を明確化する意味合いがある。

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退任を予定しているのは山崎氏以外に羽田寛取締役、有価証券報告書の虚偽記載容疑で逮捕されている熊谷史人取締役の二人。後者についてはライブドア側は裁判所に「一時取締役」選任を要請する予定であり、これが為されれば総会前に熊谷氏は退任する可能性も指摘されている。

陣営を一新することでライブドアは旧「錬金術」体制からの(イメージ的なものも含めた)脱却を図るつもりだが、負の財産の大きさには新経営陣も卒倒してしまうかもしれない。しかもその負債はさらに増える可能性が高い。よほど能力とカリスマ性にあふれた人材が新しい取締役につかないと、再建はおぼつかないかいだろう。果たしてそのような人材を見つけ、就任してもらうことができるのかどうか、今後のライブドアの人事動向に注目したい。

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