ライブドア(4753)現経営陣、フジテレビ(4676)の賠償請求可能性について「影響なし」

2006年03月11日 18:00

【ブルームバーグ】が報じたところによると、3月10日に同社が【ライブドア(4753)】の現経営陣である山崎徳之代表取締役と平松庚三社長へのインタビューを行った中で、両者はフジテレビ(4676)側の損害賠償請求の問題について「ライブドアの再建問題には影響しない」との見方を明らかにした。具体的にはフジテレビからの意思表示を待った上で、対応を決めるという。

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山崎代表はフジテレビとの関係について「色々なパターンを想定していた」とすると共に「基本的に再建計画に影響はない」「大株主に対しては誠実にひたむきに対応していきたい」とし、現状を見据えた上でがむしゃらに立ち向かう意志を明らかにした。また平松社長は、フジテレビ会長の日枝久氏による損害賠償請求発言については報道で知っただけとし、具体的な意思表示がフジ側からあるまで対応を留保する旨を示している。

現在フジテレビはライブドアの12.74%の株式を持つ第二位の大株主(ちなみに筆頭株主は堀江貴文元社長)。現在フジテレビのライブドア株式による含み損は350億円を超え、フジテレビの財務状態を間接的に圧迫する可能性が高い。

週明けにも堀江元社長が粉飾決算で告発されるという話もあわせ、フジ会長の「損失確定」をどう解釈するのかに注目が集まるところだ。市場価格を見る限りでは、市場で売買したのではフジがライブドア株式で利益をあげる、あるいは含み損を解消するような状況になることはまずありえず、あとは両社の意志の「すりあわせ」次第、ということになるのだろう。

個人的にはここで両社のウルトラCでもあれば、面白い展開になるのではないかと思うのだが……。

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