「ファイナルファンタジーXI」で電子マネー詐欺、高1逮捕

2006年02月03日 08:30

ゲームイメージ[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]によると大阪府警は2月1日までに、スクウェア・エニックス(9684)が運営している多人数同時参加型ネットワークロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーXI』のキャラクターの売買をめぐり、電子マネーをだまし取ったとし、詐欺の疑いで滋賀県の高校1年男子(16)を逮捕した。

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記事によると少年は昨年2005年の10月に、『ファイナルファンタジーXI』のキャラクターなどを売買するサイトに「キャラクターがほしい」と要望を載せた大阪府の専門学校生(19)に、架空のキャラクターの購入をメールでもちかけ、8万円分の電子マネーをだまし取った疑い。少年は調べに対し「だますスリルがゲームのように面白かった」としている。またその少年も取得した電子マネーで別のゲームのキャラクターを買っていたとのこと。

「ゲームの中の話だからだますだまされるくらいで騒ぐな」という意見もあるだろうが、実際に電子マネーが詐取されたとなれば話は別。現金化できないとしても、ほぼ現金と同じ兌換性を持つ電子マネーは、有価証券と同じ扱いをしても良い(指名債権とする説など諸説あり)。と、なれば、どのような現場で、状況下で行われたとしても、立派な詐欺と見なして問題は無い。

ゲームの中のキャラクターを材料に使い、得たものもゲームに使える電子マネーだからといって、「だますスリルがゲームのように面白かった」では済まされないのが現実の世界。ゲームをするな、とは主張しないが、現実とゲームの境界線が昔ほどきっちりとはしていないことに注意しなければならないのは言うまでもない。

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