秋葉原は「萌え」「メイド喫茶」の総本山、世界へ伝播

2006年02月09日 08:30

メイド服イメージ東京の電気街・秋葉原がエレクトロニクスやゲーム、そして「萌え」に代表されるアニメ系サブカルチャーの総本山であり、最近ではメイドさんの姿で給仕をするウェイトレスが常勤する「メイド喫茶」でも有名であることは疑う余地のない事実。その秋葉原の実情が、世界に報じられることになった。

スポンサードリンク

【Excite News】では2月7日、秋葉原の「メイドカフェ(喫茶)」に関するレポートが掲載されてる。いわく、メイドカフェは「オタク」の第二の家になった、ゲームのコスプレ喫茶から進化した、現在秋葉原だけで30件ほどが存在しオタクだけでなくカップルや観光客なども訪れていることなどなど。

また、働いているメイドの一人のコメント「私はここでメイドのように振る舞っているわけではありません。私はメイドなんです」には、職への注力のすさまじささえ感じられる。他にもお客の「いまガールフレンドがいないので、メイドさんに甘やかしてもらうだけで満足しないといけないのです」という談など、冷静さと実情をつぶさに書き連ねたレポート内容には頭が下がる思いだ。

ただ、これだけならば今元記事は「ちょっとセンスがあるがごく普通のメイド喫茶の現状レポート」に過ぎない。注目すべきなのはこの記事が元々ロイター通信の記事の翻訳というところにある。

調べてみるとそのままズバリ【”Maid in Japan” cafes treat geeks like lords】という記事があった。「メイド(喫茶)」と「日本製」をあらわす「メイドインジャパン」をかけるあたり、タイトルのセンスのよさがうかがえる(Geeksとはオタク、のようなも。「日本のメイドさん(日本製の)」喫茶ではオタクたちが貴族のように扱われる、とでも訳すのだろう)。

英語の方がニュアンスが明確に伝わるのでは、という部分も見受けられる。例えば「こんな風に感じたことはかつてありませんでした」とベタ訳されているところは原文では「I've never felt that way before.」とある。むしろ「こんなの初めてっすよ」あたりの方が気持ちが伝わるかもしれない。

気になる(?)言い回しの英語訳もこれで判明したのでいくつかあげておこう。役に立つかどうかは別として。

・Welcome home, Master.(お帰りなさいませ、ご主人様)
・"Train Boy"(「電車男」)
・Being a maid is all-consuming.(メイドでいるのに夢中です)
・I'm not acting like a maid here, I am one.(私はここでメイドのように振る舞っているわけではありません。私はメイドなんです)
・I don't have a girlfriend at the moment so getting pampered by maids will have to suffice for now.(いまガールフレンドがいないので、メイドさんに甘やかしてもらうだけで満足しないといけないのです)


ともあれ、ロイター通信の記事は日本以外に海外の多くの報道機関によって転載が行われる。権威あるロイターによる、この秋葉原・メイド喫茶が世界中にレポートされ、これまで以上に秋葉原の認識がワールドワイドに広まることは間違いないだろう。あるいは海外でも似たような喫茶店が登場するかもしれない。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ