2006年02月06日
経済産業省「電子商取引等に関する準則」を読み解く:(番外編)リンクを「張る」か「貼る」か
先に【経済産業省】が発表した【電子商取引等に関する準則(PDF)】の中で気になるポイントをいくつか解説したわけだが、その過程で気になることがあった。これも「覚え書き」という意味もあわせ、一つ絡めてみることにする。インターネット上でハイパーリンクを設定する際、何と表現するだろうか。リンクを「張る」? それとも「貼る」?
先の準則では一様に「張る」という表現が用いられていた。一方、当サイトを含め当方(不破)はこれまで「貼る」という表記を使っていた。リンクのURLを記事上に貼り付けるのだから「貼る」のだろう、ということだ。だが準則で「張る」という表記を見て、「そういえばリンクというものは、手前と相手方の間を結びつけるものだから、二点間をロープなどで結びつけるようなイメージもある。ならば張る、ではないだろうか」とも思うようになった。もちろん「公的機関の文章による表現なのだから間違いはないはずだ」という考えもある。
Googleで調べてみると「リンクを張る」では111万件該当するのに対し、「リンクを貼る」では90.9万件。多数決では「張る」に軍配が上がるが、誤差の範囲内とも受け止められる。それでは何かもっと、確証はないのだろうかと色々調べてみると、疑問に答えてくれるページがありました。
それが中央大学助教授で言語学専門の【飯田朝子さんのページ】。こちらの「似ていて違う? ことば特集」の【第14回】にズバリな回答が。
それによると結論としては「リンクを張る」が適当であるという。「貼る」は元々「物を(広げ)他の物に糊や鋲などで付着させること」であり「張る」は「一点から伸びたものの先が広がる、糸・紐・綱・針金などを一直線に伸ばし、渡したりすること」を指す。ページを作成する際に、実行動としてはURLをコピーしてHTML上に貼り付けることから「貼る」としやすいが、自分のページがリンクフリーと表現したいときに「ご自由にリンクを貼って下さい」と書くと、相手側のページに直接リンクのURLをぺたぺたと貼りこんでしまうように読めてしまい不自然になる。
さらに解説では「Webとは元々クモの巣の意味であり、クモの巣のように世界に張り巡らされた情報網のことをWorld Wide Web(WWW)というのだから、そこから考えていけばリンクを『貼る』のではなく『張る』とするのも合点がいく」としている。
というわけで今後は「リンクを貼る」ではなく「リンクを貼る張る」※と表記するよう心がけることにしよう。
※思いっきり素で間違えていたので修正しました。コメントでのご指摘、ありがとうございました。
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» リンクは張るもの from GiGoLog
「リンクを貼る」ではなく、「リンクを張る」が正しいと思っていたので、正解でよかったっす。
経済産業省「電子商取引等に関する準則」を読み解く:(番外編)リンクを... [続きを読む]
TB 時刻: 2008年02月09日 16:47
» リンクは「貼る」のが正しいのか、「張る」のが正しいのか from Natural Organic Life Toni オーガニック生活局
最近フト思うことの1つに、リンクを設置するときに俗に「はる」と言いますが、
「貼る」と「張る」ってどっちが正しいんでしょうかね。
... [続きを読む]
TB 時刻: 2008年05月14日 05:47
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