これなら許せる!? セブンイレブン(3382)の新商品の紹介にて……

2006年02月26日 09:35

セブンイレブンイメージ【セブンイレブン(3382)】の公式サイトに掲載されている新製品紹介のページで、データの入力ミスかあるいは本文と写真データの関連性の問題からか、説明文と写真の食い違いがいくつか見受けられることがネット上で指摘されている。間違いそのものはよくあることだし、個人情報の漏えいなどの深刻な問題でもないのだが、そのミスマッチ(の面白)さがひそかな話題となっている(【参考:謝る前にケツを出せ】)。

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劇場版ムシキング ミニホルダーイメージまずは【劇場版ムシキング ミニホルダー】。コメントはミニホルダーなのだが写真が焼き鳥。「ムシキングたちのお肉なのかー!?」と思わず笑ってしまう。美味しさ満点だとしても「ムシキング」ではなくて「チキンキング」略して「チキング」だろうが、とツッコミ。


劇場版ムシキング ネックカードケースイメージそのページの下にある「その他の商品の紹介」から、同じムシキングつながりで【劇場版ムシキング ネックカードケース】を選択すると、そこにはマカロニサラダふうのビジュアルが。いや、サラダは好きだけど、これをケースにしろというのは少々無理があるのでは。バトルの強い味方になってくれるといわれても……(苦笑)。あるいは食べた後、サラダが入っていたケースを使え、ということなのかも。まさに地球に優しいケース。


デミグラスソースのオムライスイメージ続いてベーステキストデータが食べ物編。【デミグラスソースのオムライス】はビジュアルも食べ物ということでは間違っていないのだが、どう見てもオニギリセット。「パッと見はお子様メニュー」ではなくてオニギリなんですけど(苦笑)。いや、これはオニギリの形をした新しいオムライスという、奇抜な提案なのかもしれない。そんなことないか。


こだわりおむすび 本ずわいたっぷりかに飯イメージ【こだわりおむすび 本ずわいたっぷりかに飯】は、かに飯の概念を根底からくつがえしてくれるような形状。細い麺状のご飯に千切りキュウリなどの薬味ととろろをたっぷり……ってこれはとろろそばだろうて。どこにカニが入っているんだッ。かにがないのにかに飯とはこれい「カニ」とか。


こだわりおむすび新巻紅鮭イメージ他にも、コピーどおりこれなら指名買いしちゃうよ的な【どうみてもオニギリな「たこ焼き&焼そば」】など、笑いを誘わずにはいられないものがいくつかあるが、中でも「ミスマッチ中のナイスマッチ」がこの【こだわりおむすび新巻紅鮭】。つまりこれは、「現代社会における食育の問題を解決するための手法の一つとして、家庭内で積極的に食への参加をうながすため、自らオニギリを握って食べる、あるいは愛するものへ食べさせるという、料理への参加を問題提議する商品」ということなのだろうか。違うか。


一覧イメージ個別アイテムのミスマッチの他に、アイテムの一覧部分でも文章と写真の相違が一部で見受けられるところから(横の一覧ではそもそも麺類のところに「ポテトとベーコンのクリームパスタ」などの名前が見受けられるし、「もちっこセサミボール」の写真に「海老天鍋蕎麦」が、「ネスレC キットカット ビター62」の写真に「ポテトとベーコンのクリームパスタ」の名前があるなど)、ダイジェスト部分の写真やテキストと、個別紹介部分の写真やテキストのリンケージで一部ミスがあったものと思われる。

ひとしきり楽しませてもらったあと、何となくセブンイレブンでこれらの商品を探したくなってしまった。……あるいはこれも単なるミスではなく、セブンイレブンによるマーケティングリサーチや口コミ効果、注目度を計測するための一つの試験パターンなのかもしれないと、ふと考えた。だとすれば今記事自身も、見事に「してやられた」ということになるのだろうか。

実際、これらのページを見て「ムシキングの焼き鳥発売と書いてあるのに売ってないじゃないか!」とクレームをつけるスットコドッコイもいないだろう。こういうミスは大抵怒りやブーイングと共に語られるのだが、今件ではそれがほとんど見られない。諸葛亮孔明なら「人徳のなせる業でしょう」とでもコメントするに違いない。

やはり、セブンイレブンは偉大である、としか言いようがない。


※今記事は執筆時における状態のもので、読者諸氏の閲覧時には訂正されて正しい姿に戻っている可能性が高いことを書き記しておく。

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