【更新】東証、5月中に売買能力200万件増の700万件に。時間短縮解除も視野

2006年02月17日 08:30

[YOMIURI ONLINE]によると【東京証券取引所】は2月16日、株式の売買注文を処理するコンピュータシステムの能力を5月中にも増強する方針を明らかにした。1日あたりの注文受付件数上限を現状の900万件から1200万件に、約定(売買成立)件数を500万件から700万件に引き上げることを2月21日の取締役会で正式に決定するという。また、このシステム増強にあわせ、1月19日から行ってきた午後の取引時間短縮措置(午後0時半開始を午後1時からにしていた)も解除し、通常に戻す方向。

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これまで東証では、年内にシステム能力の増強を注文受付ベースで1400万件、約定ベースで800万件に引き上げる予定だった。しかし[ライブドア(4753)]絡みでさまざまな取引制限をせざるを得ない状況に陥ったため、年内計画の一部を前倒しして実施する必要性に迫られた。今回の決定はその一環。

無論今回の措置も緊急措置の一つに過ぎない。今後特にインターネット経由による取引が増加することを考えると、目の前の事態に対処するための付け焼刃的な増強も必要だが、もっと抜本的な能力増強と中長期的な計画は避けられないものと思われる。

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