ライブドア(4753)の熊谷氏、本社の粉飾認めるとの報

2006年02月18日 12:10

[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]などが報じたところによると、ライブドア(4753)グループによる一連の証券取引法違反事件で、ライブドアの現代表取締役である熊谷史人代表取締役が東京地検特捜部の事情聴取に対し、2004年9月期における粉飾決算への関与を認めていることが2月17日までに「関係者の話」で明らかになった。熊谷氏はライブドア前社長の堀江貴文被告から了承を得たうえで、粉飾工作を指示していたとされる。

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記事によれば特捜部は来週前半にも、同違反(有価証券報告書の虚偽記載、俗に言う粉飾決算)容疑で、堀江被告らを再逮捕するだけでなく、熊谷氏の刑事責任をも追及するかまえである。

同期の粉飾手法としては

(1)子会社予定の会社の預金をライブドア本体に付け替え
(2)株式交換を偽装した「錬金術」で自社株を高値売りぬけし、子会社の売上に付け替え
(3)子会社が本社に広告を架空発注して(2)の一部を本社に付け替え


などが挙げられる。これらによる粉飾総額は計数十億円にのぼるとのこと。

熊谷代表取締役は先の堀江被告らが逮捕された件(証券取引法違反の偽計、風説の流布容疑)では関与していないとされ、ライブドア人事刷新の際にも事実上唯一の「旧体制下における最上層部メンバー」として現体制に組み込まれ、代表権を持ったばかり。今後の進展次第では、熊谷氏も刑事責任の追及対象となる可能性は十二分にあるといえる。

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