【更新】本日のライブドア事件関係総(?)まとめ

2006年01月21日 21:33

一連の[ライブドア(4753)]グループによる証券取引法違反容疑についてだが、捜査当局というよりは内部関係者から次から次へと新しい情報がメディアにもたらされているようで、「やっぱりな」「そうだと思っていたんだ」という声があちこちから聞こえてくるよう。某料理評論家ならば「疑惑の宝石箱や~」というコメントが口から出てきそうなくらい。

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[ZAKZAK]によると「沈みかける船からは鼠が逃げる」の話ではないが、家宅捜索前後、特に捜索後はグループ会社を退職する人が後を立たないという。元々反発が強かったからなのか、今件を良い機会ととらえたのかもしれない。今回報道で「関係者の話によると」というニュースソースがあまりに多いのも、これが起因だろう。そしてIT企業であるだけに各種情報もデジタル化されているので多量の情報を劣化無く持ち出せるということもあり、比較的正確な(地検などが押収したものと同レベルのもの)情報を報道がこれら「関係者」から入手できているというのも納得がいく。

[ライブドア事件、堀江社長を来週聴取・東京地検]
[ライブドア:買収工作をメールで指示]
[虚偽発表文、ライブドアグループの投資部門が作成]
[ライブドア:メールで「不正99%ばれない」 経理幹部]
[社内の財務担当女性税理士が関与…ライブドア粉飾]
[ライブドア、海外経由で資金還流・新株売却収入隠ぺいか]

これらの記事を見れば分かるとおり、

・経済犯罪行為を「悪いこと」とはあまり認識していなかったフシがある
・IT技術を使えば犯罪行為の露呈は避けられるという考え
・それなりに「隠ぺいのための工作」はしていたが、「儲けの方程式」を確立したのちは、その方程式にのっとり、段々と大胆に、大規模になってきた
・組織一丸(上層部の指示で)となって「株転がし、ゼニ転がし」をしていた
・そのような行為に反発を感じる人も多いようで、事件内容の露呈も彼らからの情報提供によるところが大きい(と思われる)


などがうかがえる。また、「儲けの方程式」は一説には、ライブドアだけに限ったことではない、という話もある。ともあれまずは「あまりにもあからさま」だったライブドアに対する地検の捜査がどこまで進むのか、そして今現在明らかになっていること以上の「何か」があるのか。来週以降の捜索などに注目が集まるところだ。恐らくは月末までに、大きな動きがあるのだろうが。。。

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