ケロッグのオマケ廃止をアメリカの消費者団体が要求

2006年01月19日 21:10

ケロッグイメージ【共同通信】によるとアメリカの食品大手【ケロッグ】は、脂肪分が高いシリアルを宣伝して結果として子供の肥満を助長していると断じ、消費者団体が1月18日同社に宣伝を止めるよう要求していることを明らかにした。具体的には8歳以下を対象にした製品の宣伝と、オマケのおもちゃをつけることを止めるよう求めている。

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ケロッグイメージアメリカでは特に、子供の肥満が社会問題となっており、この問題が提議された。状況次第では長年の名物として多くの人に愛されてきたケロッグのオマケが消える可能性もでてきた。

さらに消費者団体では、ケロッグの他に子供専門テレビチャンネルの【ニケロデオン】に対し、30日以内に宣伝を自粛しなければ差し止め訴訟を起こすとしている。また、インターネット上の宣伝、オマケやお菓子を景品にしたイベントなども自粛するよう求めている。

訴訟社会のアメリカであるとはいえ、正直無茶苦茶であるという印象はぬぐえない。確かにシリアルやジャンクフードが肥満の原因となる事実は否定できないが、それを食べることを強要しているわけでもなく、また過度の誤解を与える宣伝を流しているわけでもない。ましてや「オマケをつけるから子供がたくさん食べたくなる」という理由は、単なる親側の食生活に関する管理怠惰の責任逃れに過ぎない。一言でいうなら「訴訟起こす前に、子供に食べさせなきゃいいじゃないか……」というところか。まだ「もっと肥らないタイプの商品を開発しろ」というのなら話は分かるのだが。

消費者団体の存在意義そのもののため・知名度アップのための訴訟なのか、それとも「とにかく思いついたものは何でも提訴して賠償金もらえればラッキー」というタイプのものなのかは不明だが、あまりに意味不明な訴訟は大人気ないことを理解すべきだろう。あるいは「馬鹿の壁」ではないが、思考のベクトルが違う人には何を言っても分からないのかもしれない。

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