ライブドア買収戦略の中心人物宮内取締役、辞任の意向

2006年01月18日 12:10

【NIKKEI NeT】によるとライブドア(4753)において企業買収案件を一手に引き受けている宮内亮治取締役は1月17日、出張から急きょ帰国した成田空港でインタビューに答え、今件の騒動について取締役の責務を果たせないとし、問題が一段落した段階で取締役を辞任する意思を明らかにした。その一方、嫌疑がかけられている一連の株取引については違法性を否定した。

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宮内氏は進退について「無責任ととられても困るので、関係者と協議して決めたい」と語り、堀江貴文社長らと相談した上で決定を行うものと思われる。

宮内氏は関連会社の買収だけでなく財務も手がけており、今件の利益付け替えや粉飾決算などに深く関与している可能性は高い。ともなれば、数々の不当・違法行為が明らかになれば辞任する云々では済まないものと思われる。

また宮内氏は堀江氏をして「本件の買収はわかっていない。法的な責任はない」としているが、具体的な数値はともかくとしてどのような形で嫌疑をかけられている案件を処理したかは理解しているはずだし、さまざまなメディアでそれも語っているのだから「わかっていない」ことはないだろう。そして「(詳細について)わかっていない(が大まかには理解している)」ということであれば、法的な責任は免れまい。

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