生徒の成績が悪いと先生の経済状態が悪化します?! アメリカでテスト結果で先生の給料が決定する学校

2006年01月15日 12:10

【asahi.com】によるとアメリカ・テキサス州ヒューストンの独立学校区(生徒児童数20万人)は1月12日、児童・生徒の成績が教師約1万2000人の給料額を左右する仕組みの導入を、日本の教育委員会に相当する学校区委員会の委員全員の一致で決定した。州の一斉テストや全国テストの結果がよければ、担当先生に今年は3000ドルまでのボーナスが支払われる。将来的には1万ドルにまで給付額が拡大する。

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具体的には州が実施するテスト結果を、その学校と似た環境にある州内の他の40校の試験結果と比較するなど、州や全国のテスト結果が他の教師の給与に反映されるという。だがその判断を行う材料の一部のテストが英語や算数などの教科しか実施されないため、それらの教師を偏重しているという批判もある。

学校そのもののニーズや経営を考えると、生徒の成績が教師のやる気を高めさせる一因になるという考えは悪くない。ただ、一部の教科にのみ注力が偏ってしまったり、点数だけに力を注がれてしまっては本末転倒になりかねないので注意が必要といえよう。システム構築にあたって、正当で納得のいく仕組みを考えねばならないだろう。もっとも、『ドラゴン桜』で語られている通り、割り切りも必要かもしれないが。

また、耐震強度偽装ならぬテストの点数偽装などという話も出てくるかもしれない。こちらも注意を要するものと思われる。

記事には無かったが、やはり成績が悪いとボーナスどころでは無く減給されてしまうのだろうか?

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