【更新】「もっとご飯を食べたい」給食で小学生が大要望

2006年01月05日 08:30

学校給食でのご飯炊きイメージ[YOMIURI ONLINE]によると、【全国農業協同組合中央会(全中)】の調査で、半数以上の小学生が、1週間(月から金の5日)に4日以上「ご飯給食」を希望していることが分かった。実際には7割近くの小学校がご飯給食を週3回以下にとどめており、子供の欲する給食と実態には差が出ていると記事では指摘している。

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ご飯給食イメージ全中のサイトではまだ公式発表リリースは掲示されていないが、上記参照記事によると、8月から10月に全国11か所で実施した「子供ご飯料理教室」に参加した小学生約2000人に行ったアンケート結果で、1週間のうち「ご飯給食」を毎日希望する子供は全体の29%。週4回を希望する26%とあわせると、「現状以上にご飯を食べたい」とする割合は55%と過半数を超えている。一方、現状では週3回ご飯給食という頻度が43%ともっとも多く、毎日ご飯を出す小学校は13%に過ぎないという。一方自宅では朝食で30%、夕食では64%もの子供が毎日ご飯を食べているとのこと。

全中の調査であるということから多少割り引いて考える必要があるかもしれないが、それを考慮しても「給食にもっとご飯を食べたい」というニーズが強いのがうかがえる。給食におけるご飯以外の主食といえばパンか麺類ということになるが、仮に毎週一度、パンと麺類をそれぞれ給食に出すとすると、残り三食すべてをご飯にしたとしても、現状でもっとも多い傾向である「週3回」になってしまう。

パンや麺類はそれぞれご飯と同様とても美味しいもので子供にも人気が高い。とはいえその一方で「もっとご飯を食べたい」というニーズも強いのも確かなようだ。また、お米そのものも過剰生産気味である現状を考えると、その要望に答えるべきかもしれない。

食の多様化が叫ばれ、バラエティに富んだ給食が学校の特徴として好まれる昨今、もう少し色々「工夫」をすることで、子供のニーズに応えるというのはどうだろうか。例えば従来パンや麺類の日に、普通のご飯ではなくてチャーハンや混ぜご飯のような、白飯以外のご飯系主食を提供してみるとか、あるいはあらかじめ子供がご飯系・パン系・麺類系の主食を選べる日を用意してみるとか。給食の意義の一つである「皆が同じ物を同じ場所で食べることで礼儀作法を学んだり一体感を持つ」という観点から多少外れる可能性も出てくるが。

あるいは登校時間をずらして、朝食も給食にして、そこでもご飯を提供するという考え方もアリかもしれない。最近は朝食を抜く子供が多いという話もあるし、規則正しい生活をさせて健康を維持するという意味ではプラスだろう(そこまで行くと「いっそのこと寮生活にしてしまった方がいいのではないか」という意見も出てきそうだが……)

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