NTTドコモ、高速データ通信で定額制

2006年01月14日 16:35

モバイルイメージ【Fuji Sankei Business-i】によるとNTTドコモ(9437)ドコモは今夏からはじめる第三世代携帯電話(3G)の高速無線データ通信サービス【HS-DPA】において、データ通信料金に月額定額制を導入する方針を固めたという。数千円(5000円以上?)で現行の3Gの約十倍に相当する最大3.6メガビットの高速データサービスになるという。

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現行でもPHSでパソコンにおけるデータ通信利用金に定額制サービスを提供しているところはある。また、3Gでも現行で定額制のデータ通信サービスはあるが、iモードでしか利用できなかった。携帯電話事業者で「データ通信料金」に定額制を導入するのははじめて。

HS-DPAはADSL並の高速データ通信(最大毎秒14.4メガビット)を移動中でも可能とする技術。まずは3.6メガビットタイプのサービスを今夏に、一般の携帯電話端末とパソコンに差し込んで使うデータ通信専用のカード型端末の2タイプで提供する予定だと言う。

HS-DPAはドコモだけで無くボーダフォンも導入予定で、KDDIのauや携帯電話キャリアの新規参入組もデータ通信の高速化を予定している。大御所のNTTドコモの今回の動きはそれらをけん制する意味があるという。

トレーダーにとっては環境のモバイル化を促進すると共に、緊急時の予備回線確保としても有効に活用できるに違いない。問題は実際の回線スピードや品質の問題、さらには利用可能エリアあたりだろう。ただこの問題は既存のブロードバンド環境や携帯電話サービスでも同様のことがいえるので、キャリアの腰の入れ方次第ではあまり問題にならないかもしれない。

NTTドコモのサービスに関する正式な発表や今後の展開に期待したいところだ。同社の株価がここ数日乱高下しているのも納得がいく。

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