タナベ経営(9644)の株価動向の今後を推測してみる

2006年01月06日 12:10

株式イメージ自分の手持ち銘柄の中では主力戦力であるタナベ経営(9644)】。その株価の動向については以前何度かコメントしたが、直近についての高値がどこまでいくかについて、知人とのブレストで面白い結果が出たのでここにまとめてみる。

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よほど大きな材料が出ない限り、テクニカルにしても心理学的考察にしても、株価は過去のデータを元に上下することが多い。売り買いに参加する投資家も「以前はこの値まで上がったのだから今回もこのくらいまでは……」と思うし、あるいは「"以前は(中略)……"と思う人が多いからそれくらいまではいくだろう」と追随する考えが沸き起こるから。

早速過去1年間のデータを調べてみると、2005年8月につけた1039円、10月につけた1021円(ちなみにこちらは「大衆紙掲載特需」によるもの)が直近の最高値となる。ここ数日、1000円から1030円台をうろちょろしているあたり、恐らくはこの「1021円から1039円」を意識しているものと思われる。また、以前の「沸騰時」にこの価格帯で購入した人が少なからずいて、「損益トントンで同値売りまでは我慢してホールド、同値になったら即売り」と考えているのかもしれない。言い換えれば「しこり」というものだろう。

この壁を超えられなければまた株価は一時軟調となり、13週線なり26週線とランデブーした形での展開が続けられることだろう。逆にこの壁を超えれば次は2000年3月につけた高値である1260円を目標に上昇するものと思われる。

実はこの1260円という値、配当利回りのひとつの目安である2.0%を逆算した場合の株価、1250円とほぼ変わらない値(予想配当は25円。よって25÷0.02で1250円)。

よって、タナベ経営のとりあえずの上値は「1030~1050円」、これを突き抜けることができれば、「1250円を目標」として値を上げるだろう……というのがとりあえずの予想ということになる。

今日は市場そのものが軟調なため1010円台を行き来しているようだが、やはり買いの勢いが少々弱いかなという気がする。市場全体が軟調だから仕方ないところもあるのだろうが。

まぁここ数年の1株あたり利益も株主資本も堅調に推移しているし、長期保有する分には「近場の上値」などの心配は要らないような気がするのだけどね。

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