アメリカ・ディズニー社がピクサーを74億ドルで買収

2006年01月26日 06:00

アメリカのメディア大手【ウォルト・ディズニー】は1月24日、以前から提携関係にあったコンピューター・グラフィックスアニメ制作会社で数々の名作映画を世に送り出してきた【ピクサー・アニメーション・スタジオ】を株式交換により買収すると発表した([このリンク先のページ(Cnn.co.jpなど)は掲載が終了しています]、【発表リリース、英語】)。買収総額は74億ドル。今件ではピクサー社の株式の50.6%を保有する、【アメリカ・アップルコンピュータ】のCEOでもあるカリスマ的人物スティーブ・ジョブズ氏がディズニーの取締役に就任することでも話題を呼んでいる。

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すでにディズニーでは傘下のテレビ局ABCとの間で、人気番組などをiPodに提供することで合意ずみ。ピクサー社との関係が深まることで、さらに画期的なデジタルコンテンツ契約が結ばれる可能性を指摘している。今件ではさまざまな噂が飛び交っていたが、買収話は事実だったことが判明したことになる。

今後の作品の展開予定などは上記参照記事の通りだが、今件はアメリカのエンターテインメントコンテンツの世界に大きな変化を与える可能性は十分にあるといえるだろう。また、参照記事にイメージカットとして、頭に某●ッキーマウスの帽子を被ったコラージュの写真の、ディズニー取締役に就任予定のジョブズ氏の姿が掲載されている。真面目なCNNにしては笑えるカットとして、いやがおうにも注目せざるを得ない。著作権上の問題があるのでここに転載できないのが非常に残念である。

ジョブズ氏の発想とiPod、そしてピクサー社の技術が融合することで、どんな新しい世界を見せてくれるのか、今後が楽しみだ。なおディズニー社はニューヨーク証券取引所に上場しており証券コードは【DIS】。チャートを見る限りでは噂が立ってから多少株価上昇の傾向が見られるようである。

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