富士重工(7270)、陸自向け戦闘ヘリAH-64Dの初飛行に成功

2006年01月30日 08:30

AH64-Dイメージ富士重工業(7270)は1月25日、防衛庁から受注していた陸上自衛隊向け戦闘ヘリコプターAH-64D(通称:アパッチ・ロングボウ)の社内における初飛行に成功した(【発表リリース、PDF】)。ホバリングも含め、15分程度の飛行を行ったという。

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AH64-DイメージAH-64Dは富士重工が日本独自仕様を含む日本国内でのライセンス製造を実施。今年の3月から陸自に納入される計画。2001年に導入が決定されてから実に5年越しの実践配備となる。

同機はすでに開発のおおもとであるアメリカをはじめ、世界中で900機以上が運用されている。制空権を得た上での対地攻撃能力と運用性の高さはピカイチで、特に地形が複雑な日本では同機のレーダー(プロペラ上部にある鏡餅のような部分)を使った攻撃能力が十二分に発揮できることだろう。また、その攻撃能力だけでなく小回りが効く使い勝手のよさから、海上自衛隊などでの導入も検討すべきといえる。

導入機数は今年度に2機、2008年までに合計で8機の予定。兵器はある程度まとまった数がないと有効な運用ができないのは世の常だが、1機あたりの導入単価が約74億円と通常の多用途ヘリUH-1J(約12億円強)と比べても6倍近いことを考えれば、仕方ないのかもしれない。量産をすれば単機コストは下げられるのだろうが……。

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