サーバー型放送が2007年度にも開始へ

2006年01月23日 08:30

【NIKKEI NeT】によると、NHKや民放各局のテレビ番組などを受信機に蓄積していつでも視聴できる「サーバー型放送」が2007年にも始まる見通しとなった。関連各社がプロジェクトチームを作って3月末をメドに関連企画を統一し、専用受信機の開発など本格的な準備に入る。NHKは番組ごとに料金を徴収する有料放送として展開する計画。

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現状の「放送局側から一方的に流される番組を視聴する」テレビ放送と異なり、サーバー型放送は「視聴者が好きなときに、好きな番組や場面だけを視聴する」ことを想定しているという。

参照記事がどのような資料を基にしているのか情報が無いので詳細は不明なため、色々な疑問点も沸いてくる。「番組は受信機に蓄積」(送信側ではなく)とのことだが、すべての放送局から流される番組を丸ごと蓄積し、視聴者が好きな時にその中から選んで視聴できるという方式は、受信機側の記憶容量の関係から事実上不可能。と、なれば、

・(既存のHDDレコーダーのように)視聴者があらかじめ選んだ番組を受信機に蓄積し、いつでも視聴できる。
・(ストリーミング方式で番組を提供するインターネットテレビ、VODタイプのように)送信側が番組を蓄積しておき、視聴者はいつでも送信側に用意された番組をその都度選んで視聴できる。


いずれかの方式が考えられる。後者の部分はヘッダー(識別記号など)のみ「受信機に蓄積」ということで解釈すれば、元記事の表現も説明できる。

とはいえ、HDDレコーダーなどの普及で俗に言う「CM飛ばし」によるテレビCMの効果の低下が懸念されている昨今、テレビCMで経営をしている民放がどのような対応策を考えているのか、気になるところではある。続報を待ちたいところだ。

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