2005年の外国人投資家による日本への証券投資額、過去最高の19兆円近くへ

2006年01月16日 19:45

【財務省】が1月16日に発表した対外・対内証券投資状況によると、昨年2005年における外国人投資家による日本への証券投資額は18兆8565億円の大幅買い越しとなり、(【集計方法を変更してはいるものの(PDF)】)過去最高額を記録した。日本株が海外からも「買い」のターゲットとして注目されているようすがうかがえる。

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外国人投資家による対内(つまり日本国内)証券投資のうち、66.9%は株式への投資。額は12兆6241億円の買い越し。財務省発表資料にはないが、【NIKKEI NeT】によるとアメリカやイギリスからの買い付けが目立ち、これは原油高騰で利益をあげた中東の投資家らによるキャッシュがイギリス経由で日本に流入した(ぞくにいう「オイルマネーの流入」)見方が強いという。

原油高になる要因はここしばらく無くなりそうもないし、むしろ国際情勢を見る限りではますます値上がりの可能性がなきにしもあらずといえる。と、なれば「原油高で金あまり」「投資先に割安の日本株を選ぶ」「外国人投資家らによる日本株の買い付け」「日本株の買い越し、価格上昇」という構図は、何か突発的なネガティブファクターが発生しないかぎり、継続しそうなトレンドではある。

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