【更新】泥酔大トラ、搭乗機から孤島に「途中下車」執行される

2005年12月31日 12:10

時節イメージ[YOMIURI ONLINE]などによるとイギリスから大西洋のリゾート地スペイン・カナリア諸島に向かっていた民間航空機(モナーク航空)が12月27日、悪酔いして客室乗務員に絡んだ男性客(53)を目的地から約500キロ離れた孤島に降ろし、再び目的に向かったことが明らかになった。モナーク航空では男性に対し、緊急着陸に要した費用の請求訴訟を検討している。

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記事によると該当の乗客はイギリス在住のアイルランド人で、同機の中で泥酔。客室乗務員だけでなく他の客に悪態をつき始めた。乗務員の制止も聞かなかったため、機長は途中のポルトガル領マデイラ諸島のポルトサント島に緊急着陸し男性を荷物と共に強制降機。同島の警察に身をゆだねさせた。機長の決断に機内では拍手喝さいが巻き起こったという。

なおこの男性は同島に二泊した後、ドイツのチャーター便で目的地に向かったとのこと。

飛行機という特殊な閉鎖空間の中では、機長など乗務員の指示に従うのが安全を確保する上での絶対条件となる。ましてや他の客に迷惑をかけたりするなど言語道断。「酒の上での不埒だから許してほしい」という言い訳など通用しない。酒癖が悪いのなら初めからそういう情況下では飲まねば良いだけの話。今件は当然の処置であり、非難されることなどまったくないと断言できよう。

一方で日本でも[asahi.com]が伝えているように12月29日、酒に酔った乗客が乗員の要請を無視して携帯電話を使うなどしたため、出発が一時間遅れるという事件があった。こちらも機長判断で該当する「大トラ」は機から降ろされている。何のペナルティも与えられなかったようだが、こちらも遅延分の損害賠償請求をされてしかるべきではないかと思われる。

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