イーホームズ、再検査物件も偽装の判断できず

2005年12月29日 08:30

時節イメージ【Mainichi INTERACTIVE】によると、耐震データ偽装問題で姉歯秀次元一級建築士の偽装を多数見逃していた【イーホームズ】が、事件発覚後に設計会社から提出を受け再検査した、姉歯氏による複数の物件について、偽装の有無を判断できずに送り返していたことが明らかになった。【国土交通省】では12月28日にすでに、確認検査機関に対する立ち入り調査結果を公表、ずさんな審査実態が明らかにされている。

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記事によるとイーホームズ側では一連の事件が発覚した後に提出された要確認物件につき、「OK」と記載したものや「OK?」「?」として返信。だが後ほど国土交通省などの調べで、これらの物件には偽装があることが判明した。

イーホームズの藤田東吾社長は、早急な返答が必要だと考えたので、とりあえず問題発覚時に判明してた偽装パターンに当てはまるものかどうかだけ調べて返答した。再計算は現在行っている。最初の回答だけで能力を疑問視されるのはおかしいとコメント。一方調査を依頼した設計会社側は「繰り返し計算しても白黒の判断もつかないところが、なぜ検査機関として指定を受けているのか、(その能力の無さが)分からない」としている。

今事件では関係者が次々に浮かび上がる過程で「だれそれは実は被害者的な立場ではなかったのか」「黒幕がいて彼らはスケープゴートにされているのではないか」という雰囲気もあった。だが、今件で(まるで献金を受けた政治家が問題が発覚してから「借りていただけ。もう返した」と慌てて返金するかの)ような言い訳と覆しようのない実証が出てきたことになる。

また、今記事とは別に昨日の報道では、姉歯元建築士が「木村建設からの圧力で仕方なく偽装した」お涙ちょうだい的な発言も「木村建設との取引開始前からの偽装が判明した」ことが発覚し、その発言すら偽装の可能性が高くなった(【参照記事:asahi.com:姉歯氏、木村建設の「圧力」以前にも偽装の疑い】)。これらをあわせると、本当の黒幕がどうとかスケープゴートがどうとかいうことは別にしても、登場人物・団体すべてがその度合いはともかく、すべてが犯罪的行為をした悪意あるものであり、必要に足るべき能力を持たず義務も果たさないものであることが明らかになりつつある。

この傾向が果たして今件だけに留まるのか、それとも建設業界全体の体質で、今件は単なる氷山の一角なのかは定かではない。もし後者なら、まだ間に合う。心当たりのあるモノは直ちに是正をし、悔い改めるべきだろう。さもなくばどこぞの占い師ではないが、「地獄に落ちるわよ」(苦笑)。

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