株売買注文不具合、東証と同様の不具合が名証にも

2005年12月14日 12:45

【ロイター】が報じたところによると、先のみずほ証券による誤発注問題で明るみになった、【東京証券取引所】の「株売買注文の取り消し処理が不可能になる」という不具合が、【名古屋証券取引所】にも存在することが12月13日明らかになった。

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今件について名古屋証券取引所では「対策を講じなければならないが日程はまだ決まっていない。修正による影響を見極めながら調整する」としている。また取引参加者に対しては、注文発注管理体制の再確認と周知徹底を要請することで、未然防止に努めるという。さらに万一、同取引所で新規上場銘柄に関して公募価格から極端にかけ離れた値段に大量の注文が発注され、注文の確認・取り消しに時間を要するケースなどが発生した場合には、必要に応じて当該銘柄の付合わせを一時的に留保する。

なお【大阪証券取引所】では同様の不具合は無いことを確認したと発表している。

今件は初値がついていないという公開直後においてのみ発生しうる稀なケースであり、システム構築側からすれば「想定外の出来事」と思うかもしれない。だが不具合が発覚した以上、今後不幸が重なり、また同様の事象が発生しない可能性はゼロではない。システムそのものの増強と共に、見つかった不具合の修正は可及的速やかに是正されるべきだろう。

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