条件緩和は困難、アメリカ産牛肉輸入再開で農林水産省次官語る

2005年12月06日 06:20

【NIKKEI NeT】によると、石原葵農水次官は12月5日の記者会見で、アメリカが日本による牛肉輸入再開の条件を求めている件について、日本国内では条件緩和案の範疇でBSE感染牛が見つかっているので、アメリカ側の要求を呑んで緩和することは難しい旨のコメントを発表した。

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アメリカ(の政府や畜産・食肉業界団体)は具体的には、日本が実施しようとしている「生後20か月以内の牛に限る」という規制案に対して「30か月以内に緩和するように」と要求していた。ところが日本国内では、生後21か月と23か月のBSE感染牛が見つかっているという具体例があるため、今回の次官の発言と相成った。

日本に売りつけようとする前に、アメリカ、というより正確にはアメリカの畜産・食肉業界は、まずは同じ基準で他国からの輸入を解禁してみてはどうだろうか。自らは否定している内容を他人に押し付けても納得のいく人は少ない。隗より始めよ、という言葉もあることだし。

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