ドキュメンタリー番組の再現シーンの制作に戦闘ゲーム『ブラザーズ・イン・アームズ』を活用

2005年12月05日 06:35

ブラザーズ・イン・アームズイメージ【HOT WIRED Japan】によると、歴史を専門に放送することで著名な【ヒストリーチャンネル】において、第二次世界大戦をテーマにした番組「ブラザーズ・イン・アームズ――第502歩兵連隊の語られざる物語」において、戦闘ゲーム【Brothers in Arms】(『日本語版パッケージ』)シリーズのグラフィックを利用しているとのことである。

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ブラザーズ・イン・アームズイメージ記事によればこの番組では、第二次大戦における連合軍の大反抗作戦「ノルマンディー上陸作戦」時における空挺部隊第502連隊の活動を描写する際、実際の映像資料があまりに少ないため、「初めての試みとして、第二次世界大戦で実際に戦った兵士たちを、戦争当時の姿のままに描こう」とするため、当時実際に戦った兵士らの写真を撮影し、彼らが戦った当時の容貌をゲーム中で再現したという。

このゲームはウェストポイント陸軍士官学校での訓練にも用いれらているほどのクオリティの高さが定評。また、ゲームを元にドキュメンタリー番組を作成したのは今回が初めてでなく、他にも古代史の番組で似たような手法が採られたという。

ハードの機能向上と共にゲームのリアリティ(現実味)を充実させて魅力をアップさせようとすれば、内容がより「ゲーム」よりも「シミュレーション」的に近づいてくるのが一つの進むべき道であることは確かな話(もちろん「遊びやすさ」に重点をおいた、エンターテインメント性の高い方向への進化も道の一つ)。ゲームでありながらシミュレーター(シミュレーション)となんら変わらない描写力を持つゲームにもなれば、今回のような「映像再現」をはじめとする各種シミュレーター的な使われ方をしてもなんらおかしなところはない。

日本でも例えば、プロ野球のペナントレース予測や競馬の勝利馬予想に精度の高いゲームが用いられることもあるが、まさにそれと同じ考え方だ。

今後もこのような、ゲームの有効活用の場は数多く設けられることだろう。


(最終更新:2013/09/19)

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