【更新】東証、最高情報責任者(CIO)を新設へ

2005年12月19日 19:10

[YOMIURI ONLINE]によると、【東京証券取引所】は12月16日、東証の売買システムの欠陥が相次いで露呈された問題を受け、システム部門を統括する役員クラスの「最高情報責任者(CIO)」を新設する方針を固めたという。起用にあたっては外部の専門家を対象に公募する方針で、外国人にも門戸を開くという。

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東証のような「大規模かつ社会的に広範囲な影響を及ぼしうるインフラ」を管理運営する会社で、いまだにCIOが設置されていなかったことは極めて驚き。今更、という感がしなくもないが、今から設置するだけでも善処の気が見られるともいえる。

とはいえ、新設されるCIOには今回の[みずほ証券]の誤発注問題のように、緊急性を要する問題が発生した際に、しかるべき対処を即時に取れる権限が与えられることが必要不可欠にして最低限の条件となることはいうまでもない。そうでなければ「単なるお飾り」として設置し、何か情報系のトラブルが発生した時に「首」を差し出す「人身御供」役としか受け止められないからだ。

もちろんCIO本人にはそれなりのスキルと決断力、即断力が必要不可欠。特に証券取引を取扱うという特殊事情下にある以上、名誉職で済まされてしまっては似たような「悲劇」が再度起きるに違いない。

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