スクウェア・エニックス(9684)、来年3月31日でタイトー(9646)を子会社のSQEXと合併し完全子会社化へ

2005年12月13日 07:10

スクウェア・エニックス(9684)は12月12日、現在93.70%の株式を所有しているタイトー(9646)を、100%子会社のSQEXと合併させて完全子会社化する。来年2月の株主総会での承認後、3月末に実施する。存続会社はSQEXで、SQEXの社名はタイトーに変更する。なおタイトーは来年2月7日から3月6日まで整理ポストに割り当てられ、3月7日をもって上場廃止となる予定。

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SQEXは合併に際して普通株式14株を発行し、タイトーの普通株式1株につきSQEXの普通株式0.00004株を割当交付する。割当交付するSQEX株式0.00004株については、SQEXが株主より買受け、タイトーの株式1株につき19円を支払う。合併交付金が18万1081円なので、結果としてタイトーの株主は株券1枚につき18万1100円を受領することになる。この合併比率については大和総研が算定したものだが、タイトーの株式は2005年9月から(一時期の急落はあれど)18万円前後で推移しており、妥当な線といえよう。

なお、完全子会社化の理由として関係各社からは「連結グループ一体として事業をより効果的・効率的に運営し、競争力を高め、経営基盤のさらなる強化を図るため」とし、子会社のSQEXとの合併という手法を用いた理由は「手続きの迅速性及び財務戦略の総合的観点から」と説明されている。

願わくば、市場からキャッシュを吸い上げるためだけに、数年経ったらまた再上場、そしてまた合併を繰り返して、などということのないように……。

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