ジェイコムの誤発注問題、渡すべきだった株券は9万6236株。強制決済の根拠も

2005年12月13日 13:00

[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]にて一連の誤発注問題に関するタイムチャートが掲載された。それと共に、「解け合い」(強制決済)に関する一問一答式の説明も掲載され、いくつかの疑問解消の手助けとなる記載が見受けられた。

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まず目についたのは、みずほ証券による誤発注で、投資家に渡すべき(みずほ証券自身が買い戻しできなかった)株券は9万6236株であることが明らかに。また、今回のような「決済の条件そのものの変更による発動」は初めてだという。

さらに日本証券クリアリング機構曰くの「解け合いに対する強制力」には

機構は『決済条件の変更は証券会社だけでなく投資家にも及ぶとした26年4月の津地裁判決』を、個人投資家にも現金決済を強制できる根拠としている。しかし、決済価格が低いとの不満や、現金よりも株券を欲しいとの声が出ることも予想される。誤発注の再発防止策はもちろんだが、投資家に対する公平性の確保や決済機能維持のための手段についても、より透明なルール作りが課題になる


と説明を付け加えている。もっとも当方(不破)の力不足からか、実例に挙げている「26年4月の津地裁判決」の具体的内容を探ることができなかった。またこの「26年」というのが「昭和26年」なのか「1926年」なのかも分からない。ともあれじきに、別のところで調べてくれるだろう(誰かソースをご存知でしたらお教え下さい)。

なお機構は本日13日午前から、決済措置を始めている。本日中に終了する見通し。

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