エイチ・エス証券(8699)、来年1月からシステムをハイグレード化。大手ネット証券並のスペックを目指す

2005年12月21日 12:10

エイチ・エス証券(8699)は12月16日、システムを抜本的に刷新し、手数料を値下げすることなどを発表した(【変更内容説明ページ】)。株式売買手数料の改定にはじまり、インフラの強化、情報ツール群の刷新、取扱い銘柄の拡大、携帯電話取引機能の強化、信用取引機能強化、一般信用取引開始(来春予定)など、まるで別の証券会社に生まれ変わったかのような体裁。

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特にハイパーアクティブコースを選択した場合に「一日の株式約定代金合計が10万円以下の場合の株式手数料」「一日のうちに同一銘柄を売り買い(日計り)した場合の片道分の株式手数料」が無料になるというあたりは注目に値する。松井証券(8628)にも似たようなサービスはあるが、こちらは制限期間はないもよう。

ネット専門証券会社の景気の良さと個人投資家の急増に対応する形となったわけだが、実際にどれだけ「便利でお得」なのかは使ってみないと分からないというのが実情。

元々対面取引がメインの同証券だが、今後どれだけ既存のネット証券との差別化を図り(「一日の株式約定代金合計が10万円以下の場合の株式手数料無料」もその一つだろうが)、魅力をかもしだすかが要になることだろう。

……とはいえ、比較的株価が堅調な昨今、約定代金が10万円以下の銘柄はあまりないのが実情。少々タイミングが遅かったかな、という気もしないでもない。ここで例えば「20万円まで」とか銘打てば、かなりの「ポイント」になると思うのだが。

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