アマゾン、書籍の中身を「立ち読み」できる「なか見! 検索」サービススタート

2005年11月02日 19:30

なか見! 検索イメージAmazon.co.jpは同サイトの和書・洋書ストアの中で、書籍内の文章を検索して閲覧できる新サービスなか見! 検索を11月1日にスタートした。書籍のタイトルだけでなく文章から検索してチョイスすることが可能となる、便利なサービス。

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同サービスの検索そのものは無料で誰にでもできるが、「立ち読み」に例えられる試読はAmazon.co.jpで購入経験のある人のみに限られる。実際にキーワードを入力して検索すると、「○×ページからの引用」と掲載されているページと共に、そのキーワードが記述されているページなど数ページを試読することができる。現在検索に対応している冊子は13万冊ほどだが、今後出版社との提携を重ねて対象を増やしていくという。

「株式投資」で「なか見! 検索」をした結果。クリックするとビューワーが立ち上がり、ページ単位で閲覧できる。
「株式投資」で「なか見! 検索」をした結果。クリックするとビューワーが立ち上がり、ページ単位で閲覧できる。

もちろんさまざまな仕組みが施されており、本当の「立ち読み」のように1冊丸まる読めるようにはできない。また、画像は基本的に保存はできない。画面キャプチャは可能だが、「過去に購入経歴があるユーザーのみ」閲覧可能なので、よからぬことを考えるユーザーの意図を阻止できる。

タイトルだけでは判断できない書籍の中身を内部の文章から検索して確かめた上で購入できるこのサービスは、ユーザーのニーズを掘り起こして顧客のロイヤリティや購入意欲を高めるのにうってつけのサービスといえる。また一歩、究極の電子図書館に近づいたといえるだろう。

(最終更新:2013/09/20)

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