【更新】すき家、米国産牛肉使用は当面見合わせを表明

2005年11月02日 12:07

すき家イメージ[YOMIURI ONLINE]が報じたところによれば、牛丼チェーン店「すき家」などを展開する[ゼンショー(7550)]の小川社長は11月1日の記者会見で、【米国産牛肉の輸入が年内にも部分的に解禁される見通しとなった件(アメリカ産牛肉の輸入再開ほぼ決定、だが不安は残る)】について、現状の検査基準のレベルについて不安を表明、輸入再開後も当面は使用しない方針であることを明らかにした。

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先の輸入再開の報に対しては[吉野家(9861)]など牛肉を使用する外食産業の間で肯定的な意見が相次いでいるが、今回の小川社長の発言はゼンショーの独自スタイルを改めて世に知らしめる形となった。同氏は米国産牛肉の品質の高さを評価する一方、検査体制の不備、不徹底さに懸念を表明。「1頭あたり20ドルで可能なのだから」と具体的な数値を出した上で「日本同様に米国も全頭検査を実施するべきである」と語った。

外食チェーン店で牛丼を食べたいが、輸入再開したアメリカ産牛肉はどうも、と考えている人にとっては、「すき家」を選ぶという選択肢が生まれたわけだ。もちろん味付けをはじめとした好みの問題もあるだろうが……。

なおゼンショーの株価は同日発表された業績を好感し、上昇を続けている。

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