ブログブームはシニアにも広まる。きっかけはパソコン教室

2005年11月01日 04:10

回顧録イメージ【FujiSankei Business i】によると、インターネット上での情報配信が文章を書く感覚で気軽にできる「ブログ」が、シニア層にも受け入れられつつあるとのこと。おもなきっかけとしてはシニアをターゲットにしたパソコン教室だという。

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【「9月末でブログの利用者は473万人、SNSは399万人」】などですでに報じている通り、日本国内でもブログの利用者は急増している。パソコンやネットなどに精通している若年層だけでなく、中高年(シニア)層も注目・利用しているのが要因の一つだ。

記事によれば、「(シニア層の現状として)帰属感がなくなると精神は自由になるが、一方で心のよりどころを失い、存在意義を自ら規定しなくてはいけなくなる。同時に、新しいコミュニティーを探そうと努力し始める」という状況が、ブログをよりどころにする理由だという。ブログの存在を知らないシニア層も、パソコン講座でそのメリット(簡単にネット上で自己表現ができる)を知り、トライするようになる。いわばブログはシニア層にとって、自己実現手段だけでなく、サプリメントでもあるとのこと。

定年を間近にひかえるようになると、自費出版などで回顧録をというのがよくあるパターン。だがブログの普及により、回顧録を書く感覚できわめて安価に、しかも気軽に「ネット版回顧録」としてのブログを展開できるようになった。ちょっと頑張れば画像や音声、動画すら盛り込むこともできる。自費出版と違い、全世界に自分の想いを綴ることすら可能だ。スキルをみがけば携帯電話上にすら配信することだって不可能ではない。

回顧録のような文章が次々にブログ化されることで、「知識の金庫」としてのインターネットの役割はますます高まることだろう。回顧録を集めたブログ集、あるいは回顧録のみをサポートするブログシステム提供サービスなども登場するかもしれない。もしそれが叶えば、古の知恵・さまざまな人生経験から得られた知識が詰まった素晴らしいものとなることだろう。

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