郵政公社、切手にも利用者の意見を考慮へ

2005年11月29日 12:20

【asahi.com】によると、【日本郵政公社】は自社の主力商品である郵便切手について、本格的な商品開発に取り組んでいるという。いわく、中央官庁の都合が優先しがちだった「作り手の理論」「殿様商売」から抜け出し、消費者の視点で考える試みが続いているとのこと。

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グリーティング切手以外にもグリーティングカードなど、さまざまな商品開発が続けられている。後者については、本格的な市場調査の手法を使ったという。試作デザインを郵便局利用者に評価してもらったり、切手の感想を求めるなど、リサーチを続ける日本郵政公社の切手・葉書部では「本来、事前の市場調査は当然であり、ヒントの宝庫とも言える意見を今後とも直接聞きたい」とのこと。

冬のグリーティング切手1
冬のグリーティング切手2
事前にデザインについて利用者にアンケートした結果を元に作成されたグリーティング切手。10月21日から発売中

これまでは記念切手においては中央省庁から寄せられたテーマから絵柄が作られる例が多かったが、今年度からは利用者の要望も聞くようになったという。記念切手の売上で国家財政の多くをまかなっている国もある以上、日本ならではの記念切手などを続々と(乱発で興ざめしない程度に)発行すれば、新しい日本の名物にもなるだろう。

切手や葉書の取扱数(と売上)が落ち込んでいる今、郵政公社には「民間ならでは」の知恵と努力が必要不可欠だといえる。

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