ソーシャルネットワークシステムを悪用、現金を詐取か

2005年11月23日 15:00

【NIKKEI NeT】の報によるとインターネットを悪用した詐欺事件で起訴中の奈良市内の男性が、ソーシャルネットワークシステム(SNS)の上でも複数の女性から計数百万円をだましとっていたことが11月16日までに明らかになった。大阪府警の調べによるもので、同府警はSNS絡みの初の詐欺事件の立件に向けて捜査を続けているという。

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アメリカ発祥のSNSは不特定多数が匿名で意見を述べられる掲示板やブログと異なり、トラブル防止を目的に「知人の紹介で無いと入れない」「自分の簡単なプロフィールを公開する」という特徴があり、「実名性が高く(通常の掲示板などよりも)安心して利用できる」とのことから、加入者が急増している。

今回の詐欺事件は(捜査中のため詳細は記載されていないが)このSNSの特徴を悪用したものだろう。「SNSの人なら悪い人はいないだろう」という、少々考えてみればそんなことはありえない思い込みで相手(容疑者)を信用してしまったがため、被害者は被害にあったものと思われる。

先の記事(【SNSの仕組みを悪用した勧誘手法、進行中】)にもある通り、SNSの性善説的なところを悪用して「よからぬこと」を考えている不貞のやからが急増中である。掲示板だろうとブログだろうとSNSだろうと、善人ばかりが住まう天国(ある意味地獄でもあろうが……)ではないことを肝に銘じて利用する必要があるのだろう。

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