携帯電話にプロジェクタを搭載する日が来る、かも

2005年11月17日 13:00

Upstream Engineeringイメージ【CNET Japan】によると、フィンランドの【Upstream Engineering】で取り組んでいるLED(発行ダイオード)式の投影システムは、MP3プレイヤーや携帯電話などの携帯端末にプロジェクタ機能を組み込める可能性があるという。

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同社の投影システムは小型で比較的安価なことが最大のメリット。現行における光学エンジン部分はマッチ箱程度、プロジェクタ本体は携帯電話ほどの大きさだという。製造コストは最終的に数ドル単位におさえられるらしい。この小型化を同社は「Photon Vacuum」という技術で実現した。

このシステムを仮に携帯電話に搭載した場合には、映像(静止画や動画)を壁など広範囲の平面に映し出して他人に見せることができる。もちろん画質などは従来のプロジェクタにはかなわないが、相手に与えるインパクトは液晶画面と比べてはるかに大きい。

現在のプロジェクタ技術はスチームに投影するなり壁に映し出すなり、何らかの形で「映し出す対象をあらかじめ用意する(その場所に移動する)」ことが必要。だがもう少し技術の進歩があれば、複数の投影始点を設けることで、プロジェクタ単体で平面、そしてさらには立体画を空間に映し出すことが可能になるだろう。

その技術とUpstream Engineering社の技術を融合させることができれば、携帯電話などの小型端末で、SF映画や漫画に出てくるような立体動画を見られる日が来るかもしれない。もしこのような技術が現実のものになれば、エンターテインメントの分野はもちろん、ビジネスなどにも大いに活用できるはずだ。

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