現代萌え事情in仙台

2005年11月06日 11:30

仙台イメージ[このリンク先のページ(kahoku.co.jpなど)は掲載が終了しています]において、宮城県JR仙台駅周辺の「萌え」事情のレポート「萌える仙台」が掲載されている。コミック・アニメ関係、フィギュア関係、メイドカフェの店舗一覧が詳細なマップ「仙台萌えドコロ」や紹介文と共に用意されており、見所のある構成。

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記事の枕詞には「萌え系のショップが仙台でも増えている」とあり、「萌え」という言葉についてなじみのない人への説明も用意されている。曰く

※「萌え」とは、アニメやゲームなどの実在しないキャラクターや衣装などに抽象的な恋愛感情を持つことをいう。


とあり、端的にざっくりとした解説(中には「具体的な」恋愛感情まで持つ人もいるのだが)。一方サブタイトルには「秋葉系カルチャー キター (≧∇≦)」などとAA(アスキーアート。文字の組み合わせで作られる絵文字)を使うあたり、それなりに「分かっている」記者の執筆であることが見て取れる。

記事ではアニメ・コミックグッズショップを皮切りに、メイドカフェ、同人誌即売会などが実店舗の紹介と共に解説されている。それぞれの説明はたんぱくとしたものだが、「萌えって何?」という意見を持つ世間一般の人には十分なものといえよう。

今記事について記者は「仙台でも広がる『萌えビジネス』。この先、不況で閉じたシャッターを再開させるほど熱くなっていくのかもしれない」と締めくくっており、地域経済の活性化や若年層の地方離れの解消策として、「萌えビジネス」を有効に活用すべきではないかという提言をしている。

もし本気でそのつもりがあるのなら、例えば東京秋葉原と姉妹友好都市協定を結ぶとか、萌えロード(モール)を新設しその地域での関連商店へは税制上の優遇措置や商工会での重点サポートを行うなど行政レベルからの支援を行うなどといった、積極的なアクションが必要になるだろう。あまりおおっぴらに行うとかえって白けてしまったり、どこぞの代理店が商売心を丸出しにしたプランニングを行いかえって駄目にしてしまう可能性もあるので、「萌え」文化に精通した人物に権限を持たせる必要があるだろう。

蛇足だが、報道機関のサイトで「メイド」は通常「メード」と表記するルールになっているようで、過去の参照記事ではすべてが「メード」と書かれていた。今回参照した河北新報社の記事では、一部「メード」表記があったものの、大多数が「メイド」であり、このことからも担当執筆記者がそれなりに「分かっている」人物ではないかと思われる。

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