個人投資家の影響力増大中!? 株式売買の個人シェア、53%

2005年11月11日 04:35

【NIKKEI NeT】によると、日本国内の個人投資家の、株式市場における存在感が高まっている状況を証明するデータが提示された。今年の1月から10月までの個人投資家の売買高シェアは53.2%と過半数に達したという。この値はバブル期前の84年に記録した54.6%以来の高い数値。

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この53.2%という値は、外国人のシェアである32.2%を上回っており、これは3年連続しての傾向だという。記事ではこれを「インターネットを利用し短期で売買を繰り返す投資家が増えていることを映している」と分析している。

「短期で」云々ということだが、そのほとんどは一日の間に売買(特定銘柄を買い、売る。または空売りし現引きするなど)を完結するデイトレーダーによるもの。ここ数年、特に今年に入ってから売買高が急増し、先日【1日あたりの出来高が40億株を突破し史上最高になった】ことも、ひとえにネット経由による個人投資家の増加による数値の表れ。

つまり、「ネットによる個人投資家の急増」「個人投資家によるデイトレードスタイルの投資家の急増」が相乗効果を生み出し、売買高、つまり取引された枚数が増えたことになる。特にデイトレーダーは【朝の早い時間に集中して取引を行う傾向が強い】ので、今後ますます「限られた時間における取引の増加傾向」に拍車がかかることだろう。

1日の出来高50億、100億、などという数値も、そう遠い未来のことではないかもしれない。後者はともかく前者はここ数年のうちに達成しうるだろう。

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