ソフトバンク(9984)、TBSへ協力姿勢。業界内に楽天(4755)包囲網広まる

2005年11月12日 18:30

【共同通信】が報じたところによれば、ソフトバンク(9984)の孫正義社長は11月10日のアナリスト向け決算説明会において、楽天(4755)が経営統合を提案しているTBS(9401)から友好的買収者(ホワイトナイト)となるように要請を受ければ、「一部、一時的にまったくないとは思わない」と語り、断定的ではないものの協力姿勢にあることを明らかにした。

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ソフトバンク傘下のヤフーも広報経由で「TBSが非常事態となった場合に要請があれば、ホワイトナイトになることも含めて真剣に対応する」と表明。さらにイー・アクセス(9427)の千本倖生会長も同日の会見で「TBS経営陣を全面支援する」と述べた。

純粋な損得を天秤にかけた上での協力姿勢表明なのか、単なる気まぐれなのか、勝ち馬にのるアクションなのか、それとも両社の理念や信条を比べ見た上での判断なのかは不明だが、どちらにしても楽天側に不利な状況が進展しつつあることだけは確かなようである。

ちなみにホワイトナイトとは、簡単に説明すると「対象者にとって味方となる株主」のこと。もちろん大抵においては主導権を握れるほどの大株主がその対象となる。

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