吉野家(9861)、「牛すき鍋」「牛すき鍋定食」を全国で発売開始

2005年11月06日 20:30

牛すき鍋定食イメージ牛丼チェーン店を展開する吉野家(9861)は11月4日、一部店舗で実験販売をしていた「牛すき鍋」を11月7日15時から全国の吉野家で販売することを発表した(【発表リリース】)。このメニューは既存のメニュー「牛鉄鍋膳」を改善したものである。同時に定食版の「牛すき鍋定食」も発売する。

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牛すき鍋定食イメージリリースによれば「牛すき鍋」は、これまでの「牛鉄鍋膳」と比べて「牛肉の他、白菜、焼豆腐、しらたきを自慢のタレで仕上げ」「牛肉・ご飯もボリュームアップして」いるとのこと。さらに定食では生玉子や味噌汁、お漬物がついている。持ち帰りは「牛すき鍋」のみ。価格は「牛すき鍋」が380円、「牛すき鍋定食」が480円。大盛りがそれぞれ100円増し。

なお今回の「牛すき鍋」のスタートにより、これまでの「牛鉄鍋膳」の販売は終了となる。

【アメリカ産牛肉の輸入再開の見通し(アメリカ産牛肉の輸入再開ほぼ決定、だが不安は残る)】を見据え、メニューに攻勢をかける吉野家。一番数がさばけるであろう(元祖オリジナルの)主役メニュー「牛丼」をメニューに復活させず、あくまでも新開発商品や二番手以降のメニューから牛肉関連に力を入れるのは、やはり「吉野家のあの牛丼の味」のイメージを崩さないよう、かつて使用していたアメリカ産牛肉が充分に確保できてから、という判断なのだろうか。

「早い、安い、うまい」の三拍子揃ったあの牛丼に、今度は「安全」という新しいキーワードを追加した上で、復活を果たしてもらいたいものである。

なお同社の株価はアメリカ産牛肉輸入再開が本決まりになってからボックス圏を上抜けし、高値更新を続けている。本決まり・輸入再開がスタートすれば、さらなる上昇も考えられる。

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