コナミ(9766)、コナミスポーツ(4643)を株式交換方式で完全子会社化

2005年11月07日 19:00

株式イメージコナミ(9766)は11月7日、東証一部上場のフィットネス施設運営最大手のコナミスポーツ(4643)を株式交換方式で完全子会社化し、コナミスポーツは上場を廃止する事を発表した(【発表リリース】)。さらにコナミは組織再編を実施、デジタルエンタテインメント事業部門を別会社化、コナミそのものは純粋の持株会社とする。経営意思決定を素早く行うのが狙い。

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リリースによれば両社はそれぞれ来年頭に臨時株主総会を開催しその承諾を得た上で、コナミがコナミスポーツを株式交換方式で完全子会社化する予定。交換比率はコナミスポーツ株式1株に対して、コナミ株式0.79株。来年3月1日に交換が行われる予定。

持株会社体制移行後の組織(リリースより抜粋)
持株会社体制移行後の組織(リリースより抜粋)

持株会社化によりコナミでは、「経営の透明性の更なる向上」「機動的な経営体制の構築」「徹底した収益責任体制の構築」を目指すという。なおコナミそのものは上場を維持する。

気になる優待だが、「コナミスポーツ」株主の優待としては来年2月28日を基準日として(最後の)優待を予定通り配布。そして2007年3月期よりコナミにおいて単元株(100株)以上保有の株主1名に対しコナミスポーツクラブの施設利用券を4枚/年(半期毎に2枚)配布する予定。この利用券は全国の直営コナミスポーツクラブにて1枚につき2名の利用が可能。実施は2006年度中間期末株主宛からとのこと。

コナミはすでに今年の春に、コナミスタジオをはじめとする関連開発子会社などを吸収合併している。今回のコナミスポーツの子会社化と純粋持株会社による再編成によって、グループの再構築に一区切りをつけるようである。

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