厚生労働省、薬の副作用の全症例をサイトで公開。来年1月から

2005年11月24日 12:10

お薬イメージ【Mainichi INTERACTIVE】の報によれば【厚生労働省】は製薬会社など企業から寄せられた医薬品の副作用を、疑いがあるものもふくめてすべての症状について、独立行政法人【医療品医療機器総合機構】のサイトで公開することを決定した。掲載対象は昨年4月以降の報告のもので、掲載開始は来年1月を目指す。

スポンサードリンク

現在公開されているのは、医療品の添付文書に掲載されている副作用情報の代表例や、重篤な症状だけ。これを「疑い」レベルのを含めてすべて公開することで、情報の公開性を高めるという。公開項目は報告時期・被疑薬名・副作用名・患者の年齢・性別など。

現在、文部科学省や各種医療機関の手により、薬の副作用や効用と遺伝子の関係をデータベース化して効率的な治療体制の確立を目指す【オーダーメイド医療実現化プロジェクト】が推進されている。今回の副作用のデータベース詳細化・公開は厚生労働省の手によるもので、両者にはなんら関係がないが、類似している点も多い。

完全に融合化して一プロジェクト化するのには無理があるだろうが、何らかの形で密接な関係を取り合い、作業や進捗の効率化を推し量ってほしいものだ。縦割り行政の体質から難しいかもしれないが、一人でも多くの人の苦しみが救われるのなら、それくらいの苦労など惜しくはないはずである。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ