【更新】TBS(9401)特別委員会委員長「楽天の行動は敵対的買収」と認識、楽天(4755)は「横浜ベイスターズ」の売却計画もらす

2005年10月19日 08:39

株式イメージ[YOMIURI ONLINE]の報によれば[TBS(9401)]との経営統合を提案している[楽天(4755)]の行動に対してTBS側が防衛先(ポイズン・ピル)を発動するかを決定する第三者機関「企業価値評価特別委員会」委員長の諸井虔氏は10月18日、楽天の申し出を「実質的な企業支配」であるとし、敵対的買収にあたり防衛策発動の要件に合致するとの認識を示した。

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記事によれば楽天の三木谷社長は事前に諸井氏に放送会社との事業提携について相談した際、諸井氏の「株式をいきなり3割も所有するとか企業支配をするのは良くない」という主旨の忠告をしたのに対して三木谷氏は了解した旨答えた。しかし実際に(3割ではないものの)楽天が大量のTBS株式を取得した上で経営統合を持ちかけたため、諸井氏は「話が違う、失礼」と楽天側の行動を批難した。

また、[Mainichi INTERACTIVE]によれば、TBS参加のプロ野球球団である「横浜ベイスターズ」について、すでに複数の財界関係者に「売却先を見つけている」と話していることが明らかにされた。楽天側はすでに(TBSとの経営統合が成ればすでに保有している東北楽天ゴールデンイーグルスとの両方の球団を保有することはできないため)横浜ベイスターズと合併するかどうかについては反対の意を表明していた。

特別委員長諸井氏と楽天のやり取りや諸井氏の意向が明らかになっただけでなく、楽天が「事が進めば」横浜ベイスターズを売却する意志が十分にあることが分かった以上、TBS側の反発はこれまで以上に強まることが予想される。

TBS側の反発が強固になった場合、楽天側が買収を諦めるのか、それともさらに株式を買い増して強攻策を模索するのか。どちらにしても関連銘柄の乱高下につながる可能性は十分にある。

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