【更新】欧米でパズル「数独」が大ブーム。理由は単純だから

2005年10月16日 19:20

数独イメージ[YOMIURI ONLINE]によると、欧米では「SUDOKU(数独)」という日本名の数字パズルが大ブームを巻き起こしているという。イギリスの全国紙では9紙のうち8紙が毎日掲載し、関連書籍は夏以降ノンフィクション部門のベストテンに必ず3から4冊は入っているという(【「数独」の説明ページ】)。

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記事によれば「SUDOKU」の起源ははっきりしないものの、1970年代から米国のパズル雑誌が「ナンバープレイス」の名前で掲載を開始。日本のパズル会社【ニコリ】が、「数字は独身に限る(1桁の数字しか使えない。2桁だと2つの数字になり「独身」では無くなる)」というところから「数独」と名づけたのこと。

日本ではさほど流行らなかったものの、海外ではファンが個人サイトを作り、さらにイギリスのタイムズ紙に持ち込んだのがブームのきっかけとなった。各紙が「SUDOKU」紙の充実さを競い合い、教師向け雑誌で「頭に良いパズル」と紹介されたことも人気の後押しをした。アメリカでもそのブームはたちまち加熱し、クロスワード・パズルが広まった時以来の加熱ぶりだという。

参照記事では「日本では流行らなかった」とあるが、実はそれなりに根強いファンがいるようだ。冊子もあればゲームも出ている。携帯ゲーム機ではまだ未発売のようだが、Windows版やPS版などでは『Standard1500 数独 3本セット』(Windows版)のようにいくつか発売されており、ロングセラーとなっている。

[家庭用ゲーム機のソフト販売ランキング]を見ても、必ずランキング上位にはパズル系・単純明快な頭脳活用型のゲームが何本も入っている。テレビCMなどでもおなじみの『脳を鍛える大人のDSトレーニング』(任天堂、DS版)が良い例だ。すべてのゲームがそうあるべし、というわけではないが、「誰にでもすぐに理解できるルールで短時間で解くことができ、それなりに頭を使わせ、しかも奥深い内容で数多いバリエーションを楽しめる」というゲームの仕組みが、ヒット・ロングセラーへの方程式の一つなのかもしれない。


(最終更新:2013/09/20)

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