残虐描写ゲームソフト、京都府も有害指定へ

2005年10月15日 09:27

ゲームイメージ【京都新聞】が報じたところによれは、京都府は10月14日、【青少年健全育成条例】で、18歳未満への販売が禁止されている有害図書類に、家庭用ゲームソフトを初めて指定する方針を明らかにしたという。まずは問題があると判断したソフト1タイトルが年内にも指定される予定。

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指定される予定のタイトルの具体名は明らかにされていないが、「大手ゲーム会社(大阪府)販売のソフト」「国内で35万本を販売」「主人公が車両爆破で大量殺人を実行したり、一般人を無差別に殺戮する残虐性の高い内容」「神奈川県、埼玉県が有害図書類に指定済み」という表現から、カプコンが移植発売しているの『Grand Theft Auto III (GTAIII)』であることが推測される。

この記事においても先の【東京都の場合(東京都、過激表現のテレビゲームに「18禁」表示義務化へ)】などと同様に、業界内の自主規制団体【CERO】が有効にその役目を果たしていないことを指摘。さらに京都府は近辺の大阪府や兵庫県と包括的に有害指定ができるよう模索しているとも述べている。

同タイトルについてはすでにアメリカなどで悪影響を受けた子供らが犯罪を起こしたという実例があるのと、過激な描写が売りになっていることもあわせ、今後も規制する方向でさまざまな動きが見られることだろう。ただ、この一件をきっかけに、片っ端から規制をかけて何もまともに表現できなくなったり、業界そのもののモチベーションが下がるのでは問題が無いといえなくもない。

一方、「有害指定されて店頭販売で買えなくなっても、ネットなどの通信販売で買えばいい」という意見もある。本当の「あるへき規制」とはどのようなものにすべきなのか、真剣に考える時が来ているのかもしれない。

それにしてもCEROはこのような事態になるまで何をやっていたのだろうか。猛省すべきであろう。


(最終更新:2013/09/20)

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