【更新】『一太郎』訴訟、松下上告断念。ジャストシステムの勝訴確定へ

2005年10月11日 19:30

インターネットイメージ[松下電器産業(6752)]が、[ジャストシステム(4686)]のワープロソフト『一太郎』などに自社の特許権を侵害する部分があるとしてソフトの販売差し止めを求めていた訴訟の控訴審判決において9月30日知的財産高裁が30日、松下側訴訟を棄却した件(【参照記事(『一太郎』訴訟、高裁でジャスト側逆転勝訴)】)で、松下側が上告しない方針を決めたことが10月11日、明らかになった([参照記事:YOMIURI ONLINE]>)。松下の上告断念により、ジャストシステムの勝訴が確定する見通し。

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侵害の有無を問われていたのは、パソコンの画面上でマウスの絵と「?」マークを組み合わせた「ヘルプモード」ボタンを押し、別の機能を実行するためのボタンを押すと、その機能説明が表示される技術。一審判決では待つ下側の訴えを認めていたが、先日の知的財産高等裁判所判決では、一審判決を取り消し、松下の請求を棄却していた。

松下のコメントとしては「当社の主張が一部認められた部分もあり評価できるので、今回の判決を受け入れることにした」とある。

一説には一審における松下側勝訴は松下側自体、多少なりとも想定外だったという話もある。費用対効果を考えれば、今回のジャストシステム側勝訴確定でほっと胸をなでおろしているのは案外松下側かもしれない。

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