このCGアニメ「スキージャンプ・ペア」は、まるでフィギュアスケートのようにさまざまな演技を、「二人乗りをした」スキーヤーがジャンプしながら演じるという、実在しない演技「スキージャンプ」を面白おかしく映像化したもの。パートナーを空中にぶら下げてジャンプする「イーグル」、空中抱擁「コアラ」など国毎の特性(?)に合ったさまざまな技、ノリのよさとその荒唐無稽(こうとうむけい)さ、滑稽さ、さらにはあまりにも生真面目な解説者の説明とのミスマッチが受け、注目を集めた。

映画版はこの競技が2006年トリノ冬季五輪で正式種目になったという設定のもの。CGだけでなく実写映像とのミックスで構成されているが、CGオンリー版のテイストはそのまま活かされているとのこと。

まさにひと言で例えると、(良い意味で)「お莫迦な作品」。フルCGアニメ版は一度見たがあるが、思わず「そんなわけないだろ」と笑いながらツッコミまくる始末。一発芸的な要素も強いが、親しい人たちと一緒に見れば場も和むに違いない。

(最終更新:2013/09/20)