プログラマー育成用ボードゲーム!? 『c-jump』登場

2005年10月01日 17:57

c-jumpイメージ【HOT WIRED JAPAN】によれば、プログラマのイゴール・ホロドフ氏がJavaやC++などのコンピュータプログラミング言語の基本を楽しみながら遊べるボードゲーム『c-jump』を「開発」したという(【公式サイト】)。オンラインショップ上での販売価格21.95ドル。対象年齢は11歳以上。6年もの開発期間を費やした。

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このボードゲーム、プレイヤーはスキーヤーになり代わり、山を滑り降りる速さを競うスゴロクのようなもの。ただし、サイコロを振るたびに、プログラムコードに似た命令(例えば「if (x > 1)」なら「サイコロの目が1を超えていたら、つまり2~6ならば」という意味)に従って動かねばならない。

記事上ではこの『c-jump』について、「正直ゲームとしての面白みに欠ける。プログラムを使ったゲームならもっと楽しいものがある」と酷評する者もいるが、その一方で「プログラムの知識が無ければ遊べないものばかり。誰でも気軽に遊べるのは『c-jump』しかない」ともしている。

プログラムのスキルを磨くには、それぞれの言語の癖やパターンを学ぶのはもちろんだが、その前にプログラムそのものの構造、ロジック、概念をつかんでおく必要がある。カレーがどんなものかを知らなければ、じゃが芋や玉ねぎ、豚肉をどんなに上手に切ったりむいたり炒めたり調理できても、美味しいカレーは作れないのと似たようなものだ。幼い子供たち向けに「プログラムってどういう仕組みなの?」ということを楽しく理解させるには、こういった「教材」が必要なのかもしれない。

……もちろん「ゲームそのものがあまり面白くない」というのは問題だから、もっとエンターテイメント性を高める必要はあるだろうけど(苦笑)。

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