【更新】ドコモ(9347)と楽天(4755)が提携し、ネットオークションで合弁会社を設立

2005年10月11日 20:00

株式イメージ電子商取引業界では日本最大手の楽天(4755)】と携帯電話業界で最大手のNTTドコモ(9437)】が業務提携を行い、12月1日付けでインターネットオークション事業に関する新会社を設立することが発表された([東証発表リリース、PDF])。さらに新会社は12月16日付けでドコモに対し第三者割当増資を行い、新会社の株式についてドコモへ譲渡を行うことも合わせて発表している。

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新会社の名前は「楽天オークション株式会社」。資本金は1.5億円。設立当初は楽天の100%子会社として作られ、その後第三者割り当て増資の受け先としてドコモを指定、さらに楽天からも新会社の株式の一部をドコモに譲渡する。第三者割り当て後の新会社の株式構成は、楽天が25200株(60.0%)、ドコモが16800株(40.0%)となる。

今回の提携・新会社の設立の理由についてリリースでは、

近年、携帯電話を利用したモバイルインターネットユーザが急増しており、当社においても、ケータイ版楽天市場などの売上は昨年3月にiモード(R)の公式サイト入り以降、著しい成長を遂げております。
インターネットオークション事業は、携帯性と即時性という特徴をもつ携帯電話との親和性が非常に高いサービスであり、今後、第三世代携帯の加入者の増加とそれに伴うモバイルインターネットへのアクセスの増加が当社EC事業の流通総額増加に大きく貢献するものと期待されます。
この度のNTTドコモとの業務・資本提携は、当社が持つインターネットオークション事業運営の経験や人員・資産と、NTTドコモのノウハウを活かしながら、モバイルインターネットユーザ層の取り込みを加速し、パソコンと携帯電話が連動したサービスを提供する画期的な取り組みであり、今後はNTTドコモと協力して国内最大級のオークションサイトの構築を目指してまいる所存であります。


としており、ドコモと連携することで携帯分野でのオークション市場へのさらなる展開を狙い、この分野で日本トップを突き進む[ヤフー(4689)]を追撃する思惑が見て取れる。

仮に新会社の携帯オークションサイトがドコモの公式メニューに採用されるとでもなれば、オークション市場に大きなインパクトを与えるのは必至だ。今後新会社の、特に携帯分野での展開に注目が集まるところではある。

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