アメリカ産牛肉輸入再開反対は67%

2005年10月26日 12:30

牛肉イメージ[このリンク先(asahi)はすでにページが削除されています]の報によれば同社の調査結果でアメリカ産牛肉の再開に反対する人が67%と、賛成の21%を大きく上回ることがあきらかになった。昨年10月に実施された同様の調査における反対票63%とほぼ変わらない結果が出たことになる。

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『先にも報じた通り』年内にもアメリカ産牛肉の輸入が再開される方向で各方面は動きを加速しつつあるが、調査結果ではあらゆる年代で反対が賛成を大きく上回り、特に女性の反対票が多いという。また、「食べたい」という人は前回調査より減り、「食べたくない」という人は逆に増えたとのこと。

現行では外食や加工食品には牛肉の原産地表示は義務付けられていないが、それについては「表示すべきだ」という人が81%と大半を占めている。

アメリカからしてみれば「自分らの調査方法はパーフェクト、確率的に問題ない」という大義名分がある一方、第三者的な立場から見れば「色々な事情でだぶついている牛肉、もっと買え。そうでないと生産者業界からの圧力がかかる」という本音が見え隠れしているのがありありと見て取れるため、抵抗感が強いのも致し方ないところ。BSEの検査方法一つをとっても、アメリカ国内でもさまざまな異議が唱えられている段階で、日本に輸入しようとするのはどういうことなのだろうかと首を傾げてしまう人も少なくあるまい。

アンケート結果の一つにもある通り、牛肉そのものだけではなく外食や加工食品にも原産地表示を義務付け、偽装するなどの違反行為には厳しい罰則(懲役刑、許可免許剥奪、莫大な罰金など「違反行為をしたら絶対マズイ、やり得などありえない」くらいの重罰)と強固な監視体制を設けるなどすれば、あるいは輸入してもかまわないのではないかという考えもある。輸入の有無はともあれ、自分で口にするかどうかは一人一人の消費者が判断すればよい、ということだ。

ちなみにアメリカ産牛肉輸入再開の話が出てから、牛丼関連の銘柄は軒並み上昇している。今や牛丼は国民食になったといっても過言ではない。だからこそ、牛丼をはじめ、誰だって牛肉は食べたい。だができることなら安全性の高いものを口にしたい。思いは皆同じだろう。

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