ライブドア(4753)の次のビジネスは宇宙旅行、か?

2005年10月12日 12:57

衛星イメージ【Mainichi INTERACTIVE】の報によれば、ライブドア(4753)】の堀江貴文社長は10月11日に行った講演の中で、個人ビジネスとして事業化に取り組んでいる宇宙旅行について、ロシアの旧軍需企業のスパイ衛星を再利用・旅費は1人5,000万円が目標と語ったという。

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記事によれば堀江氏は「現在の宇宙旅行は1人で22億円もかかる」とその高さを指摘。ロシアのスパイ衛星は100回ほど使えると述べ、旅費の値下げは可能であるとの認識を示したという。

記事に詳細が記載されていないので不明だが、果たして堀江氏が再利用を計画しているスパイ衛星が、そもそも人間を運べる構造なのか否かが気になるところではある。いざ権利を買ってみたら人間どころか犬すら乗せて飛ぶことができなかったのではお話にならない。

また仮に人間が搭乗できるタイプの衛星だったとしても、「宇宙旅行」という言葉で想像されるような、一般のジェット旅客機のような機内での旅行という形ではなく、良くて狭いロケット内に固定され、視界の一部にかろうじて窓越しで宇宙が見られるかも……といった、かつてのロシア宇宙飛行士(世界初の宇宙飛行士でもある)ガガーリンが体験した「宇宙旅行」になるのではないかと思われる。

打ち上げ場所の手配、宇宙空間を使うための国際的な根回し(不信な軍事衛星と勘違いされて迎撃されたのではたまらない)など、ロケット花火のように「ただ空に向けて飛ばせばOK」というのとはワケが違う。それらをすべて考慮した上で、果たして「ビジネス」として成立しうるのかどうか。

今度の相手はフジテレビよりもはるかに強敵であることに違いはない。ロケットを打ち上げると話を打ち上げ、株価も打ち上げて実際のロケットは打ち上がらず、ではお話にならないのである。

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